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《野村マイクロ》、一時9%高 好業績と株式分割を好感


 
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2024/2/19 14:30
半導体洗浄で使う超純水製造装置の野村マイクロ・サイエンスの株価が堅調だ。16日の東京株式市場では一時前日比9%高い1万5690円をつけた。好業績や株式分割の発表が好感されたようだ。

 
不純物を極限まで取り除いた「超純水」は半導体の製造工程に欠かせない。14日の取引終了後に発表した2023年4〜12月期の連結決算は、売上高が前年同期比86%増の612億円、純利益は2.5倍の58億円だった。半導体市況に底入れの兆しがみられるなか、米国やアジアでの旺盛な投資需要を背景に水処理装置の売り上げを伸ばした。

3月31日を基準日として1株につき4株の割合をもって分割する株式分割も14日発表した。投資単位の水準を引き下げ、流動性の向上及び投資家層の拡大を図る狙いだとしている。

16日の株価は5%高の1万5030円で終えた。予想PER(株価収益率)は20倍台。同業のオルガノ(18倍台)は上回るが、栗田工業(23倍台)を下回る。

24年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比45%増の720億円、純利益が15%増の67億円を見込む。みずほ証券の伊藤辰彦シニアアナリストは「受注高は良好な水準だ」と指摘。その上で「24年1〜3月期の利益水準は保守的」と指摘している。