バンブーズブログ

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東証大引け 日経平均は反落 利益確定売り、

売買代金は連日の4兆円割れ
 
 
#国内株概況 #株式 #マーケット
2024/4/10 15:36
10日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、終値は前日比191円32銭(0.48%)安の3万9581円81銭だった。前日までの2日間で700円以上上昇したことから戻り待ちや利益確定の売りが優勢だった。外国為替市場での円安・ドル高進行の一服や、中東情勢に対する警戒感も重荷となった。

イスラエルと対立するイランが原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を封鎖する可能性があると伝わり、投資家のリスク回避姿勢が強まった。日本時間今夜に3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、取引終了にかけては発表後の相場変動を警戒する持ち高調整の売りで、日経平均は下げ幅を広げる場面があった。

日銀の植田和男総裁が10日午前、衆院財務金融委員会に出席し今後の金融政策運営について、見通し通りに基調的物価上昇率が上がっていくのであれば「ところどころで金融緩和の度合いを縮小していくということが適切になるという風に考えている」などと発言したが市場の反応は限定的だった。

輸送用機器や保険業、医薬品などの下げが目立った。半面、米ハイテク企業が相次いで日本でデータセンターへの設備投資を拡充する見通しから将来的に電力消費が増えるとの思惑が強まり、東電HDなど電力株が軒並み上昇した。

東証株価指数TOPIX)は3日ぶりに反落し、終値は11.90ポイント(0.43%)安の2742.79だった。JPXプライム150指数も3日ぶりに反落し、6.69ポイント(0.56%)安の1186.39で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆8033億円と1月30日以来の低水準だった。連日で4兆円を下回った。売買高は14億6306万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は754。値上がりは841、横ばいは57だった。

中外薬や第一三共が売られた。ファストリトヨタコナミG、三井物、東京海上も安い。一方、東ガス、レーザーテクは買われた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕