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『純投資』今日の言葉

純投資とは 値上がり益や配当を目的に株式保有
 
きょうのことば
#きょうのことば
2024/5/27 22:12 (2024/5/28 7:12 更新)
▼純投資 値上がり益や配当収入の確保を目的に企業の株を保有すること。株式を発行する企業との営業関係の構築や取引の維持を目的とする政策保有(持ち合い)とは区別される。上場企業は有価証券報告書保有目的や銘柄数、時価などを開示する必要がある。

 
政策保有株は長期間保有される傾向が強く、資本効率の悪化を招きやすいとの指摘が多い。これに対し純投資は株式の売却益などを得るために、機動的な売買が前提となる。純投資目的での保有は金融機関などにみられるが、個々の経営判断で政策保有から純投資に切り替える事業会社もある。

損害保険各社の不適切な取引慣行の一因に株の持ち合いがあるとの指摘があり、投資家からは政策保有株の売却圧力が強まっている。野村資本市場研究所によると、2022年度の上場企業の持ち合い比率は7.7%と低下しているが、保有目的を政策保有から純投資に切り替える企業もいる。切り替えた場合は有報で銘柄と時価を開示する必要がある。