#北米 #国際
2024/6/25 5:19 (2024/6/25 6:38 更新)
【NQNニューヨーク=横内理恵】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸した。前週末比260ドル88セント(0.66%)高の3万9411ドル21セントと、約1カ月ぶりの高値で終えた。相対的に出遅れ感のあった銘柄などに買いが入り、ダウ平均を押し上げた。ダウ平均の構成銘柄ではないがエヌビディアなど半導体株やハイテク株の一角は売られた。
景気敏感株やディフェンシブ株に物色が入り、ダウ平均は400ドルあまり上げる場面があった。上昇が続いてきた半導体やハイテク株に対して、景気敏感株の割安感が意識された。6月に入って下げが大きかった銘柄を中心に値ごろ感に着目した買いが目立った。
ダウ平均ではアムジェンやシェブロン、ゴールドマン・サックスなどが上昇した。アナリストが投資判断を「買い」で銘柄調査を始めたIBMも高かった。アップルは小幅高で終えた。
一方、エヌビディアは6%あまり下げ、相場の重荷となった。前週初めにかけて大きく上昇していたブロードコムやクアルコムなど、半導体関連が全般に売られた。人工知能(AI)関連で業績期待の高い銘柄に投資資金が集中しており、短期的に買われすぎとの見方から利益確定売りが出やすかった。
ダウ平均ではセールスフォースやアマゾン・ドット・コム、インテルが下げた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。前週末比192.544ポイント(1.08%)安の1万7496.817で終えた。ネットフリックスが下げた。