バンブーズブログ

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【2024年6月27日株レポート】

「利益確定売りが膨らみ4営業日ぶりに反落!」
27日の国内株式市場で日経平均株価は反落し、前営業日比325円53 銭安の3万9,341円54銭で取引を終えました。
《前日の米国株式市場》 で、NYダウは15ドル高と小反発しましたが、引け後に決算を発表
したマイクロン・テクノロジーの株価は時間外取引で急落。為替相 場も一時、1ドル=160円80銭台と37年半ぶりの円安水準をつけまし
た。これを受け、
《国内株式市場》 では日経平均株価は売りが先行する展開に。半導体関連株が下落し たほか、前営業日までの3日間で1,000円を超す上昇を演じていたこ とから、利益確定売りが優勢となりました。日経平均株価の下落幅 は一時470円を超え、3万9,100円台まで値を下げる場面がありまし
た。ただ、下値には押し目買いが入り、後場に入り下げ渋る動きも 見せ、結局3万9,300円台で取引を終えました。
【業種別】 では保険、鉄鋼、パルプ・紙などが上昇した一方、鉱業、ゴム製 品、証券・商品先物などが下落しました。
【個別銘柄】 では、【6146】ディスコや【6920】レーザーテック、【8035】東 京エレクトロンが安く、【7735】SCREENホールディングスや 【6526】ソシオネクストが値を下げました。半面、【8306】三菱 UFJフィナンシャル・グループや【8316】三井住友フィナンシャ ルグループ、【8411】みずほフィナンシャルグループといった銀行

株が高く、【8766】東京海上ホールディングスも堅調な動きを見せ ました。
【チャート分析】
27日の日経平均株価・日足は「中陰線」となりました。大引けは前 営業日比325円53銭安の3万9,341円54銭でした。前営業日までの3日 間で1,000円あまり上昇していたため、短期的な過熱を警戒した利 益確定売りが優勢となりました。急激な円安進行と、それを背景に した日銀の政策修正観測で国内の長期金利が上昇したことも重荷と なり、ハイテクなど値がさ株の下げが目立ちました。
プライム市場の売買高は16億2,759万株、売買金額は概算で3兆9,859 億円でした。
27日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は4営業日 続伸しました。終値は前営業日比13.22ポイント高の668.30でした。 直近に上場した新規株式公開(IPO)銘柄の売買が盛り上がり相場を 押し上げました。午後にかけてさらに買いが優勢となり上げ幅は 2%を超えたものの、75日移動平均線が上値抵抗線として意識され ました。
【グロース市場】 では、【5253】カバーや【6027】弁護士ドットコムが上昇しまし
た。半面、【4425】Kudan、【9164】トライトは下落しまし た。