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7月1日日経平均小幅続伸、終値47円高の3万9631円


 
 
 
2024/7/1 9:12 (2024/7/1 15:39 更新)
 
1日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、終値は前週末比47円98銭(0.12%)高の3万9631円06銭だった。円安基調を背景とした輸出企業の採算改善期待が日本株の支えになった。ただ、上げ幅が一時300円を超えて心理的節目の4万円に近づくと利益確定売りが上値を抑え、午後には下げる場面も目立った。

日銀が1日に発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の業況判断指数(DI)が3月調査から改善したことも投資家心理の改善につながった。日銀の追加利上げ観測が高まったことで長期金利が上昇するなか、運用収益の改善を見込んでT&Dなど保険株が軒並み買われた。

しかし買い一巡後は伸び悩むのも速かった。4万円に接近して高値警戒感が意識されると利益確定や戻り待ちの売りがかさんだ。上場投資信託ETF)の分配金捻出に伴う売りへの警戒も相場の重荷となった。米国で5日に発表される6月の雇用統計への関心も高い。市場では重要イベントを前に積極的に上値を追いづらかったとの声も聞かれた。

東証株価指数TOPIX)は続伸した。終値は14.65ポイント(0.52%)高の2824.28と、およそ34年半ぶりの高値を付けた。JPXプライム150指数も続伸し、4.38ポイント(0.36%)高の1237.78で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆8632億円、売買高は16億2884万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は796。値下がりは790、横ばいは59だった。

Jフロントや高島屋などの百貨店株が買われたほか、川崎汽や郵船などの海運株も上昇した。一方、レーザーテクやテルモが売られたほか、住友ファーマやLINEヤフーも下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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