【10月第4週振り返り】
10月22日金曜 日経平均130円安スタート
米S&P市場 史上最高値更新
米国株式市場は圧倒的な強さを見せています、米国の長期金利は1.7%に乗せてきましたが、このネガティブな状況にもかかわらず、株高傾向は続き、S&P指数は史上最高値更新となりました。NYダウは6ドル下がったものの堅調です
日経平均は130円安で始まって9時10分現在160円安と下げ幅を拡大しています、昨日日経平均は500円超下がっていますので、米国市場に比べて弱さが際立ちます。やはり岸田政権への期待感のなさが株式市場に現れているように思います
10月21日木曜 日経平均102円安スタート
NYダウ、S&P市場 一時史上最高値更新
米国株式市場の強さは光ります。昨日NYダウとS&P市場は一時史上最高値更新となりました。NYダウは152ドル高、S&P市場は16ポイント高で引けました。ナスダック市場は7ポイント下げています下げています
日経平均は102円安と3日ぶりに反落して始まってきました。新聞各紙選挙の序盤戦の状況を報道しています。選挙が全く盛り上がらず、市場関係者は経済成長への期待感はほとんどないように思えます。
NYダウ 史上最高値に迫る
米国株式市場は再び史上最高値をうかがう展開になってきました。昨日のNYダウは反発198ドル高となって最高値まであと100ドルと迫っています。ナスダック市場もS&P市場も5日続伸で、同じく最高値をうかがいます
日経平均は170円高と続伸して始まって9時20分現在160円高と好調です、日経平均も3万円をうかがう動きとなってきました
米ナスダック、S&P 4日続伸
米国株式市場は概ね堅調です。NYダウは一時200ドル超安くなったものの、引けは36ドル安と小幅安で終了しました。一方ナスダック市場は124ポイント高、S&P市場は15ポイント高と4日続伸でした。
本日、日経平均は91円高と反発して始まって9時5分現在130円高と堅調です。米国市場と同じくハイテク関連が堅調となっています。
先週末NYダウ382ドル高
先週末の米国株式市場は3指数共上昇、NYダウは382ドル高となり史上最高値更新まで300ドルと迫っています
週明けの日経平均は25円高で始まって9時35分現在30円安と方向感ない動きとなっています。日米共企業決算は好調、じり高模様が期待されます
【2021年10月22日株レポート】
「来週の企業決算本格化を控え、警戒するムードが広がり利益確定売りが先行!」
22日の国内株式市場で日経平均株価は反発し、前営業日比96円27銭高の2万8,804円85銭で終えました。
前日の米国株式市場では、NYダウが6ドル安と小幅に3営業日ぶりに反落しましたが、S&P500種指数は最高値を更新するなど高安まちまちでした。これを受けた国内株式市場は、朝方値を下げスタートし一時160円を超す下落となりました。ただ、下値には買いが入り、午前10時過ぎには200円を超す上昇となる場面がありました。半導体関連などハイテク値がさ株が堅調でした。中国メディアが中国不動産大手、恒大集団は本日23日に期限を迎える米ドル建て債券の約8,350万ドルの利払いを実行すると報じた、と伝わったことも好感されました。後場に入ってからは積極的な買いは手控えられ、2万9,000円を前に上値を押さえられました。
【業種別】では、精密機器や機械、電気機器などが上昇した一方、非鉄金属や鉱業、鉄鋼などが下落しました。
【個別銘柄】では、前日に大幅安となった【6920】レーザーテックや【8035】東京エレクトロンが大幅上昇。【6146】ディスコは決算も好感されて3%近く上昇しました。証券会社が投資判断を引き上げた【6301】コマツが強く買われ、【6305】日立建機や【6273】SMCなど機械関連にも好影響が波及しました。上方修正を発表した【2395】新日本科学が急騰。【7896】セブン工業は上期の営業利益見込みが従来計画比でほぼ倍増となったことが好感されてストップ高となりました。一方、原油価格の上昇一服を受けて【1605】INPEXが下落。【9983】ファーストリテイリング、【6861】キーエンス、【7974】任天堂など超値がさ株が軟調となりました。来週に売り出し価格の発表を控える【6178】日本郵政が、商いを伴って強めの下落。米スナップ社の時間外の株価急落がデジタル広告関連への警戒を高めたことから、【4689】Zホールディングスや【4751】サイバーエージェントが警戒売りに押されました。【6999】KOAは上期大幅営業増益着地も計画下振れが嫌気され、8%を超える下落。新株予約権の発行を発表した【3825】リミックスポイントが22.6%安と急落しました。
【チャート分析】
本日の日経平均株価・日足は短い下ヒゲと長い上ヒゲを伴う「中陽線」となりました。75日移動平均線(2万8,534円62銭)が下値支持線となる一方、5日移動平均線(2万9,001円99銭)は上値抵抗線として機能しました。終値(2万8,804円85銭)が再び200日移動平均線(2万8,803円61銭)をわずかに上回ったことが好感されますが、正念場にきたとの印象も与えています。
【来週の見通し】
来週の日経平均株価は、持合い相場と想定します。日米で決算発表が本格化します。米国ではフェイスブック、アルファベット、マイクロソフト、アップルなど注目企業の決算が目白押しです。国内も【6594】日本電産、【6758】ソニーグループ、【6954】ファナック、【4063】信越化学工業など主力どころの決算が出てきます。また、決算以外にも材料が多く、27~28日には日銀金融政策決定会合が開催されます。引き続き株価が上下に振れやすい状況となると想定します。
東証1部の売買高は10億5,124万株、売買金額は概算で2兆4,303億円でした。
【本日の新興市場】で日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発し、東証マザーズ指数は3営業日続落しました。日経ジャスダック平均株価は終値ベースで前営業日比15円57銭高い4,005円26銭でした。【6890】フェローテックホールディングスや【6324】ハーモニック・ドライブ・システムズが上昇しました。半面、【2702】日本マクドナルドホールディングスや【4293】セプテーニ・ホールディングスは下落しました。東証マザーズ指数は前営業日比1.84ポイント安い1,112.26でした。来週から主要企業の決算発表が本格化するため、持ち高調整の売りが優勢になりました。不動産大手の中国恒大集団が米ドル債の利息を支払ったと伝わると投資家心理が上向いてマザーズ指数は上昇する場面がありました。市場では「マザーズ市場には内需に依存する企業が多く上場しているため、継続的な押し上げ材料にはなりにくい」とのアナリストの指摘もありました。【4477】BASEや【4385】メルカリが下落しました。一方、9月に上場した【6522】アスタリスクや【9245】リベロなどが制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われました。
【本日の言葉】
「人生は道路のようなものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。」(キリスト教神学者・哲学者・法律家/フランシス・ベーコン)
多くの人は、何かに取り組むとき、楽をしようとして、近道や整備された道へ行こうとしてしまいます。その結果、なぜかうまくいかなかったり、逆に遠回りになってしまうことがあるものです。なぜなら、すでに多くの人が通っている安全な道を選んだ場合、画期的な何かを発見できることが少ないからです。あえて厳しい道を選択し、立ちふさがる難関をクリアすることができれば、困難な環境に身を置く中で問題解決能力が高まり、今までにないヒントを発見し、大きなチャンスを掴むことができるのです。