【5月第3週日経平均振り返り】
NYダウ、S&P市場年初来安値更新
米国株式市場は連日安値更新を続けています。昨日NYダウは236ドル安、S&P市場は22ポイント安、共々年初来安値更新です。ナスダック市場も29ポイント安で年初来安値に近づいています。
日経平均は45円高と小幅に反発してスタート、米国株式市場に比べると底堅さが目立つようになってきています。本日は反発が期待できそうです
5月19日木曜 日経平均700円超安
NYダウ今年最大の下げ
米国株式市場は再び大きな下げとなっています。NYダウは1164ドル安と今年最大の下げ幅、ナスダック市場は566ポイント安と4.7%の下げ、S&P市場は165ポイントの下げとなりました。NYダウとS&P市場は年初来安値更新です
日経平均は9時5分現在で700円超下げています。昨日までは好調で4日続伸でしたが、米国株の大幅な下げを受けて急落です。ただ日本株は米国株に比べて底堅いところもあります。
NYダウ431ドル高
米国株式市場の戻りは順調です、NYダウは431ドル高と3日続伸、ナスダック市場は321ポイント高と大幅高、S&P市場も80ポイント高と大きく上げています。4月の小売り売上高が予想を上回る好調ぶりでした
日経平均も好調です、167円高で始まり4日続伸です、9時10分現在300円高まで上げ幅を拡大してきました。SQ終了して先週とは打って変わった動きとなっています。
5月17日火曜 日経平均3日続伸スタート
NYダウ26ドル高
週明けの米国株式市場はもみ合い模様でした。NYダウは26ドル高と続伸したものの、ナスダック市場は142ポイント安と反落、S&P市場は15ポイント安でした。
日経平均は8円高と小幅ながら3日続伸で始まってきましたが、その後は方向感なく前日の終値を挟んだ動きとなっています。動きづらい展開が続きそうです
5月16日月曜 週明け日経平均大幅続伸
先週末NYダウ466ドル高
先週末の米国株式市場は3指数とも大きく上昇となりました。NYダウは7日ぶりに反発、466ドル高、ナスダック市場は434ポイント高、S&P市場は93ポイント高でした。ナスダック市場の上昇幅も今年最大です
週明けの日経平均は325円高と大幅に続伸してスタート、先週末の678円高と合わせて2日間で一気に1000円高と急騰です。やはり日本のSQが今回の乱高下に大きく関連していると思われます。今週も底堅い動きとなりそうです
【2022年5月20日株レポート】
■本日の株式相場状況
「米株価指数先物の上昇や、中国の金融緩和策発表が投資家心理を強気に傾けた!」
20日の国内株式市場で日経平均株価は反発し、前営業日比336円19銭高の2万6,739円03銭で終えました。
前日のNYダウは236ドル安と続落しました。これを受けた、国内株式市場では寄り付きは45円高と小幅高でスタートしました。その後、買いの勢いが強まり午前10時過ぎには上昇幅は300円を超しました。前日に日経平均株価が500円超の大幅安となった反動もあり、買いが流入しました。NYダウ先物が上昇したことや中国・上海、香港、シンガポールといったアジア市場が堅調に推移していることも買い安心感を誘いました。
【業種別】
では、海運、精密機器、非鉄金属などが上昇した一方、電気・ガス、パルプ・紙、食料品などが下落しています。
【個別銘柄】
では、【9983】ファーストリテイリングや【9984】ソフトバンクグループが強い上昇。【6920】レーザーテック、【7741】HOYA、【2413】エムスリーなどグロース(成長)株の動きが良く、【6098】リクルートホールディングスは6%超上昇しました。株主還元強化を発表した【6724】セイコーエプソンが8%を超える上昇で年初来高値を更新。グロース(成長)株だけでなくバリュー(割安)株にも資金が向かっており、【8058】三菱商事や【5401】日本製鉄が大幅上昇。【5727】東邦チタニウム、【5726】大阪チタニウムテクノロジーズのチタン2社が人気化しており、大阪チタニウムテクノロジーズはストップ高をつける場面もありました。一方、【6861】キーエンスが逆行安。リスク選好ムードが強まったことから、【9501】東京電力ホールディングスや【9531】東京ガスなどディフェンシブ系の銘柄が弱くなりました。【2914】JT、【2201】森永製菓、【1332】日本水産など食品系が軟調。直近で騰勢を強めていた【1518】三井松島ホールディングスが利益確定売りに押されました。決算を材料に【5194】相模ゴム工業や【6743】大同信号が大幅安。連日荒い値動きが続く【4541】日医工が12%を超える下落となりました。
【チャート分析】
本日の日経平均株価・日足は上下にごく短いヒゲを伴う「中陽線」となりました。前日に引いた「たくり線」から上値指向の強い足を引いたことで、底入れの印象を強めています。前日の長い下ヒゲがだめ押しとなった格好です。再び、終値が5日移動平均線(2万6,646円64銭)と25日移動平均線(2万6,702円47銭)を上回ったことが注目できます。このまま、両移動平均線を割り込まず、かつ25日移動平均線が上向きに転じれば、リバウンド相場に対する期待が一段と大きくなりそうです。
東証プライム市場の売買高は12億5,330万株、売買金額は概算で2兆9,995億円でした。
本日の【新興企業】向け株式市場で東証マザーズ指数は反発しました。東証マザーズ指数は終値ベースで前営業日比16.62ポイント高い657.29でした。このところ下げ基調が続いていたため、短期的な株価の戻りに期待した買いが入りました。2022年3月期の決算発表が一巡し、個別に材料が出た銘柄に資金が向かいました。
【東証グロース市場】では【4882】ペルセウスプロテオミクスや【4169】ENECHANGEが買われました。一方、【6027】弁護士ドットコムや【4199】ワンダープラネットは下げました。
【来週の見通し】
来週の日経平均株価は、しっかりした展開と想定します。米インフレや金融引き締めによる景気の腰折れ、中国経済の先行きなどへの警戒感は根強く、相場の重しになりそうな一方、国内の主要企業の業績には大きな変調がみられておらず、過度に下押しするようなら割安感から押し目買いが入ると想定します。国内の決算シーズンでは、堅調な見通しを示した企業や自社株買いなど株主還元に積極的な企業の個別物色がみられましたが、株高は持続力を欠きました。但し、好業績銘柄は下値で押し目買いが入り、底堅さもうかがえます。国内では新型コロナウイルスの水際対策緩和の動きがあることも、インバウンド需要回復などへの思惑を通じて支えになりそうです。
5月20日【本日の言葉】
「楽天家は、困難の中にチャンスを見出す。悲観論者は、チャンスの中に困難を見る。」(政治家/ウィンストン・チャーチル)
チャンスを引き寄せるには、何事も前向きに捉え、積極的な「セルフイメージ」を高めようと決めることです。なぜなら、常に物事の良い面に、「フォーカス」するという「考え方」を持っている人は、どんな試練からも「チャンスの芽」を発見し、乗り越えることができるからです。いかなる困難や問題が待ち受けていたとしても、やる前から諦めず、「突破口」を見つけようとする健全な「姿勢」があれば、チャンスの扉は「無限」にあるのです。あなたは、物事の良い面を探し、チャンスを引き寄せていますか?