バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【2024年6月20日株レポート】

■本日の株式相場状況
「朝安後切り返すもTOPIXは安く商いも低調!」 20日の国内株式市場で日経平均株価は続伸し、前営業日比62円26銭
高の3万8,633円02銭で取引を終えました。
《本日の国内株式市場》 は前日の米国株式市場が休場で手掛かり材料不足のなか様子見ムー ドの地合いとなりました。欧州ではフランスやドイツなど主要国の 株価指数が総じて軟調だったことから、午前中は幅広い銘柄に売り 圧力が表面化し、日経平均株価は一時300円を超える下げに見舞わ
れました。しかし、後場に入るとインデックス買いを足場に戻り足 に転じました。米株価指数先物が強調展開を示しているのを横目に 半導体関連株などに買い戻しが入り、日経平均株価を押し上げプラ ス圏に切り返す形になりました。結局、日経平均株価はこの日の高 値圏で着地しています。ただ、銀行などバリュー株に売りが目立ち TOPIXはマイナス圏で引けました。
【業種別】 では空運、鉱業、医薬品などが上昇した一方、海運、証券・商品先 物、不動産などが下落しました。
【個別銘柄】 では、買代金トップとなった【6920】レーザーテックが後場に入り 高くなり、同2位の【6146】ディスコ、同3位の【6857】アドバンテ ストなども買いが優勢でした。【4062】イビデンも上値を伸ばし ました。

半面、【9984】ソフトバンクグループが冴えず、【8306】三菱UF Jフィナンシャル・グループ、【8316】三井住友フィナンシャルグ ループなどメガバンク軟調。【7974】任天堂が値を下げ、 【8031】三井物産や【9101】日本郵船も下落しました。
【チャート分析】
20日日経平均株価・日足は「小陽線」となりました。休場前の米 国株に欧州情勢を警戒するような動きは見られませんでした。その
ため、本日の米国株が下げたとしても落ち着いていれば、日本株の 下値は堅いと思われます。一方、米国で欧州を警戒するような動き が出てくるようだと、週末を前にリスク回避の動きが出てくると考 えます。6月末から7月にかけてはフランスやイギリスで選挙があ り、欧州関連のニュースが多く出てくると思われます。これが欧州 だけのリスクなのか、グローバル株式市場のリスクになるのか、ま ずは休場明けの米国の動向が大きく注目されそうです。
プライム市場の売買高は13億1,087万株、売買金額は概算で3兆1,756 億円でした。
20日新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は4営業日ぶ りに反発しました。終値は前営業日比9.47ポイント高の638.15とな りました。JPX総研が19日に公表した東証株価指数(TOPIX)の新た な改革案をめぐり、グロース市場の一部銘柄も指数に加わるとの思 惑から時価総額や売買代金の大きな代表銘柄に買いが入りました。 日経平均株価が昼過ぎに上昇に転じたことも投資家心理の支えとな りました。
【グロース市場】 では、【2160】ジーエヌアイグループ、【7342】ウェルスナビが上
昇しました。半面、【4425】Kudan、【9164】トライトは下落 しました。