「日経平均株価は続伸、欧米株高受け大幅続伸し2万7000円台回復!」
24日の国内株式市場で日経平均株価は続伸し、前営業日比393円15銭高の2万7,299円19銭で終えました。
本日の国内株式市場は朝方から主力株をはじめ広範囲に買いが流入し、日経平均株価は寄り付きで2万7,000円台を回復、その後も次第高の展開で上げ幅を広げました。ここ連日で水準を切り上げてきたこともあり、目先筋の利益確定売りも出やすい場面でしたが、前日の欧米株が全面高に買われたことで強気優勢の地合いが継続しました。米国のインフレ懸念が後退する一方、中国経済の回復期待が投資資金を呼び込びました。また、空売り筋のショートカバーも株価に浮揚力を与え、先物主導でインデックス買いが入り日経平均株価を押し上げる格好となっています。時価は日銀がイールドカーブ・コントロールの許容変動幅を拡大して緩和縮小に動く直前の株価を上回ってきました。値上がり銘柄数は全体の8割に達しており、売買代金も2兆8,000億円台と増勢基調です。
【業種別】
では機械、精密機器、金属製品などが大幅上昇。下落は鉄鋼と海運の2業種のみで、空運が小幅な上昇にとどまりました。
【個別銘柄】
では、【8035】東京エレクトロン、【6857】アドバンテストなど半導体製造装置関連が高い。売買代金断トツの【6920】レーザーテックは後場後半に値を消しましたがわずかにプラス圏を維持しました。【8306】三菱UFJフィナンシャルグループなどのメガバンクが高く、【4661】オリエンタルランドも値を上げました。半面、【5401】日本製鉄が後場に入り急速に値を崩すなど鉄鋼株に利益確定の動きが表面化しました。【9983】ファーストリテイリングが小安く引け、【4523】エーザイも冴えない。その他、【9519】レノバは大きく水準を切り下げ、【2930】北の達人コーポレーションの下げも目立ちました。
【チャート分析】
24日の日経平均株価・日足は「小陽線」となりました。25日移動平均線(2万6,418円58銭)からの上方乖離を拡大し、75日移動平均線(2万7,184円75銭)と200日移動平均線(2万7,225円59銭)も上回りました。強気相場を示唆する「赤三兵」が発生。上ヒゲは先詰まりを懸念させるほど長くない。心理的節目の2万7,500円を上抜ければ、上昇に弾みが付くとみられます。一方、1ヶ月ぶり高値にあるほか、ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(2万7,311円60銭)付近に上昇したこともあり、目先では短期的な調整リスクもくすぶるところではあります。
東証プライム市場の売買高は11億1,923万株、売買金額は概算で2兆8,345億円でした。
24日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は5営業日続伸しました。終値は前営業日比0.97ポイント(0.13%)高の772.55と、2022年12月16日以来およそ1ヶ月ぶりの高値でした。5営業日続伸するのは2022年7月26日~8月1日以来。前日の米ハイテク株高を受け、国内新興市場でも買いが優勢でした。一方、足元の戻りが急ピッチなことから主力株の一角に利益確定や戻り待ちの売りが出て、相場の上値は重いです。
【東証グロース市場】
では、【2160】ジーエヌアイグループや【7157】ライフネット生命保険が上昇しました。一方、【3187】サンワカンパニー、【4176】ココナラが下落しました。
【1月24日/本日の言葉】
「私は、私の足を導いてくれるただ一つのランプを持っている。それは、経験というランプである。」(政治家・独立運動の指導者/パトリック・ヘンリー)
自分自身による具体的な経験から得られた「教訓」は、本を読んだり、人から教えてもらったことで得た知識とは、比べられないほどの「価値」を持っています。なぜなら、自己PRの場面でも、経験から得た教訓や成長した点を挙げることが、最も説得力があり、有効な「アピールポイント」になるからです。だから、人に話せるような「価値ある経験」を増やし、「経験の中から学んだこと」が、自己成長を加速させ、他人にはない、あなたの「魅力」となるのです。あなたは、これまでにどんな経験をして、何を得てきましたか?