《5月第3週株価振り返り》&来週の見通し
上昇銘柄をよく見直してください。明日からの買いに生かしてください。
5月19日(金曜)
「歴史的な上昇週の中、バブル後高値を更新!」
19日の国内株式市場で日経平均株価は7営業日続伸し、前営業日比234円42銭高の3万0,808円35銭で終えました。
本日は、米国株高と円安に強い反応を見せ、値を上げてスタートしました。前日のNYダウが、米債務上限問題の合意期待で115ドル高と続伸したことなどが追い風となり、国内株式市場も寄り付きから200円を超える上昇。2021年9月14日の終値3万0,670円を抜き、一時1990年8月以来、約33年ぶりとなる3万0,900円台まで上昇しました。その後は短期的な過熱感が意識されたほか、週末を控えて高値圏でもみ合う展開が続く展開。サービス関連の動きが良く、【6098】リクルートホールディングスが4%超上昇したほか、子会社の上場が承認された【2413】エムスリーが買いを集めました。今期の見通しが好感された【5852】アーレスティが一時ストップ高。その他【9983】ファーストリテイリング、【7733】オリンパスが大幅上昇しました。
5月18日(木曜)
「終日買いの勢い止まらず、大幅上昇!」
18日の国内株式市場で日経平均株価は6営業日続伸し、前営業日比480円34銭高の3万0,573円93銭で終えました。
円安進行や米ハイテク株高に加え、岸田文雄首相が海外の大手半導体企業の幹部らと面会したことが好感された格好です。【6857】アドバンテスト、【6920】レーザーテックが連日で大幅高。【8031】三井物産など資源関連も上昇しました。自社株買いが好感された【6758】ソニーグループが買われ、Twitterと認定代理店契約を締結した【7044】ピアラは一時ストップ高まで買われました。
5月17日(水曜)
「日経平均株価1年8ヶ月ぶりに3万円の大台を回復!」
17日の国内株式市場で日経平均株価は5営業日続伸し、前営業日比250円60銭高の3万0,093円59銭で終えました。断トツの売買代金の【6920】レーザーテックが上値指向を強めた他、【6857】アドバンテスト、【8035】東京エレクトロンなどの半導体製造装置関連の主力株が相場を押し上げました。【9984】ソフトバンクグループ、【6367】ダイキンなど値がさ株が買われ、今期の増配計画や自己株取得発表が好感された【9435】光通信が急伸し、物色人気となりました
5月16日(火曜)
「リスクオンの動きが継続し、
日経平均株価は連日年初来高値更新!」
一時290円高の2万9,916円56銭を付け3万円の大台に迫りました。前日の米国株式市場で、NYダウが6日ぶりに下げ止まったことでセンチメントが改善しています。【8035】東京エレクトロン、【6920】レーザーテックなど半導体株が強く、【6857】アドバンテストは5%を超える上昇。好決算が確認できた遊技機関連の【2767】円谷フィールズホールディングスと、【6419】マースグループホールディングスがともに一時ストップ高となるなど急騰しました。
5月15日(月曜)
2万9,626円で取引を終えました。個別銘柄では、大幅な営業増益となったゼンショウ【7550】が急騰。営業利益が36%増と予想発表大阪チタニウム【5726】が上昇。青山商事【8216】値幅制限いっぱいに買われた。【4755】楽天グループ決算が好感され強く買われる《東証グロース》【6027】弁護士ドットコムや【4493】サイバーセキュリティーが上昇。
【来週の見通し】5月22日ー26日
軟調な展開が予想されます。日経平均は19日まで7営業日続伸となり、12日以降の6営業日はすべて3桁の上昇。さすがに高値警戒感が出てきており、17日や19日はプライム市場で値上がりよりも値下がり銘柄の方が多くありました。来週は国内で材料が少ないこともあり、いったん上昇にはブレーキがかかり、クールダウンの週になると予想します。ただ、今週はハイテクを中心に大型株がすこぶる強く、指数の上昇に乗り切れなかった銘柄も少なくありません。日経平均が下げたとしても出遅れ銘柄が見直されやすく、リスク選好ムードの強い地合いが大きく変化することはないと考えます。日経平均株価も3万円を下回るようなら、押し目を待っていた投資家からの買いが期待できそうです。やや水準を切り下げるも、3万円近辺で値を固める週になると予想します。