バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【8月第5週日経平均株価振り返り】

 

 

9月1日金曜

《国内株式市場》

日経平均株価は朝方は下落してスタートしました。前営業日までの4日間で1,000円近い上昇となっていたことから、利益確定の動きも出ました。ただ、売り一巡後は下値に買いが入りプラス圏に値を上げる展開となりました。TOPIX81日につけた高値を抜き、バブル崩壊後の19907月以来、33年ぶりの高値圏に値を上げました。

【個別銘柄】

では、6920】レーザーテック、【6758ソニーグループが高く、8306】三菱UFJフィナンシャル・グループといったメガバンクが新高値に買われました。6501日立製作所は連日で上場来高値を更新しました。他にも、株主還元方針を見直し、配当見通しを引き上げた1939】四電工が急騰しました。半面、【6857アドバンテストや【8035東京エレクトロンといった半導体関連株が安く、【9983ファーストリテイリングや【9501東京電力ホールディングスが値を下げました。

 

8月31日木曜

《本日の国内株式市場》 

朝方から主力株をはじめ広範囲に買いが広がり、日経平均株価は指向を継続しました。前日の欧州株式市場では主要国の株価指

数が総じて軟調だったものの、米国では長期金利低下を好感して 

NYダウ、ナスダック指数ともに4営業日続伸しました。8月のADP 

全米雇用リポートが事前コンセンサスを下回る内容だったことか

ら、労働市場の過熱感が和らいだとの見方が広がり、FRBによる追 

加利上げに対する警戒感が後退しました。これを受け国内株式市場

でもリスクを取る動きが強まり、全体相場を押し上げる形になりま

した。取引時間中に発表された8月の中国製造業PMIが予想を上 

回ったこともポジティブ視されました。

【業種別】 

では輸送用機器、陸運、サービスなどが上昇している一方、証券・

商品先物、鉱業、倉庫・運輸などが下落しました。

【個別銘柄】 

では、【6920】レーザーテック、【8035東京エレクトロンなど 

半導体製造装置関連の主力銘柄が上昇、7203トヨタ自動車 

も上昇しました。【6098リクルートホールディングスなども高 

く、6430】ダイコク電機ストップ高をつけました。他にも、 

2533オエノンホールディングスなども値を飛ばしました。 

 

8月30日水曜

《本日の国内株式市場》

日経平均株価の上値指向が継続しまし た。前日の欧州株式市場が全面高となり、米国時間に入っても リスクオンの流れは変わらず、NYダウ、ナスダック総合株価指 数ともに3営業日続伸と強い地合いが続いています 

【個別銘柄】 では、売買代金で群を抜く6920】レーザーテックが堅調、売 買代金3位と4位に入った6857アドバンテストも上昇しまし た。このほか、6146】ディスコなどの半導体主力株が総じて 高くなりました。他にも、8306】三菱UFJフィナンシャ ル・グループなどのメガバンクが堅調な動きを見せました。 

2884ヨシムラ・フード・ホールディングスは大商いで値上 がり率トップに買われました。 

 

 

8月29日火曜

《本日の国内株式市場》

買い優勢でスタート、日経平均株価は朝方に200円以上高い場面もありましたが、その後は伸び悩びました。為替のドル高・円安を横目に前場後半以降に買い直されたものの上値は重く、後場終盤に再び上げ幅を縮小しました。

前日の米国株式市場では、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容がややタカ派寄りながら想定内との見方が徐々に広がり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇し、国内株式市場でも投資家心理を強気に傾けました。

【個別銘柄】

では、9501東京電力ホールディングスが売買代金を膨らませ大幅高に買われ、6367ダイキン工業も上昇しました。【7011三菱重工業が値を上げ、5401】日本製鉄も堅調な動きとなりました。7383】ネットプロテクションズホールディングスが急伸し、7522ワタミも大幅高に買われました。

 

8月28日月曜

《本日の国内株式市場》

は一転してリスク選好ムードの強い地合いとなりました。前週末の反動で空売り筋の買い戻しの動きが強く見受けられ、前週末に売り込まれた半導体関連株が大きく出直る展開となり全体相場を押し上げました。ただ、原発処理水の海洋放出を巡り中国で非難行動が出てきたことから、インバウンド関連が軒並み嫌われる場面も見られました。一方で外国為替市場で円安が進んでいることや、アジア株市場がほぼ全面高に買われたこと投資家心理を強気に傾けました。

【個別銘柄】

では、2位以下を大きく引き離す売買代金をこなした6920】レーザーテックが大幅高となったほか、6857アドバンテストといった半導体製造装置の主力株が軒並み高くなりました。他にも、6861キーエンスが高く、【7203トヨタ自動車も堅調な動きを見せました。8306】三菱UFJフィナンシャル・グループなどのメガバンクも買いが優勢でした

 

【来週の見通し(9月4日~)

来週の日経平均株価は概ね堅調と予想します。日経平均株価は今週、テクニカルの節目である25移動平均線13移動平均線を超えてきました。TOPIXは年初来高値を更新しています。来週はSQ週ではあるものの、日米ともマクロ、ミクロの両面で目立った材料に乏しい。それだけに、今週強い動きが見られたことの余韻が来週にも継続すると考えます。材料に乏しいことは売る理由がないと好意的に受け止められ、個別に買えるものを探す動きが活発となるだろうと思われます。なお、米国は月曜4日がレーバーデーにより休場で、国内株式市場では週明けに米雇用統計の結果を消化します。最近は米株休場に対応する日(来週であれば5日火曜日)に無駄に値幅が出ることも多いだけに、週前半の指数の値動きが不安定となりやすい点には留意しておきたいところです。