バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

NYダウ25ドル高で最高値更新 Apple株4%安、相場重荷


 
 
#北米 #国際
2024/1/3 5:26 (2024/1/3 7:02 更新)
 
【NQNニューヨーク=川上純平】2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前営業日の2023年12月29日に比べ25ドル50セント(0.06%)高の3万7715ドル04セントと、23年12月28日以来の最高値で終えた。このところ出遅れていた、業績が景気に左右されにくい「ディフェンシブ株」が上昇し、相場を押し上げた。半面、スマートフォンのアップルが下落し、ハイテク株全般に売りが及んだ。

ダウ平均の上げ幅は100ドルを超える場面があった。製薬のメルクやバイオ製薬のアムジェン、通信のベライゾン・コミュニケーションズなどディフェンシブ株が買われた。米連邦準備理事会(FRB)が24年前半に利下げするとの期待が高まる中で買われてきたハイテク株や景気敏感株の一角に売りが出るなか、ディフェンシブ株が資金の受け皿となった。

もっとも、相場の上値は重く、ダウ平均は下げる場面もあった。アップルが4%弱下げた。バークレイズが投資判断を引き下げ、iPhone15の販売が苦戦していると指摘した。アップル株安が投資家心理を冷やし、他のハイテク株にも売りが及んだ。ダウ平均の構成銘柄では顧客情報管理のセールスフォースとソフトウエアのマイクロソフトの下げが目立った。

長期金利が3.9%台前半と前年末の終値(3.87%)を上回って推移。高PER(株価収益率)のハイテク株の相対的な割高感が意識されたのも米株相場の重荷だった。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。前営業日比245.412ポイント(1.63%)安の1万4765.940で終えた。半導体のエヌビディアや交流サイトのメタプラットフォームズなど主力ハイテク株の下げが目立った。