バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【2024年6月18日株レポート】

■本日の株式相場状況
「欧米株反発受け買い戻し入るも上値は限定的!」
18日の国内株式市場で日経平均株価は反発し、前営業日比379円67 銭高の3万8,482円11銭で取引を終えました。
《本日の国内株式市場》 は朝方から買い優勢の展開となりました。前日の欧米株式市場が総 じて強い動きで、米国株式市場ではハイテク株比率の高いナスダッ ク総合株価指数とS&P500指数が揃って最高値を更新、NYダウも5 営業日ぶりに反発しました。欧州の政局不安はくすぶるものの、こ の日発表された6月のNY連銀製造業景況指数は事前予想を上回る強 い内容で、米景気の底堅さが確認されたことで景気敏感株などを買 い戻す足場となりました。国内株式市場では前営業日に700円以上 の急落をみせた反動もあって大きく買い戻される展開。日経平均株 価は前場取引終盤に上げ足を強め前引け時点で400円高に買わまし たが、後場寄りから伸び悩む格好に。大引けにかけてショート筋の 手仕舞い(買い戻し)で急浮上しましたが、それでも前引けの水準に は届きませんでした。
【業種別】 ではその他製品、海運業、精密機器、サービス業、化学などが上昇 した一方、医薬品、電気・ガス業、卸売業、不動産業業、建設業な どが下落しました。
【個別銘柄】 では、【8035】東京エレクトロンが買い優勢、【7011】三菱重工 業も上昇しました。【7203】トヨタ自動は強弱観対立のなか小幅プ ラス圏で着地。【9722】藤田観光ストップ高人気となり、

【4689】LINEヤフーも商いを伴い急伸をみせました。半面、 この日売買代金で双璧となった【6920】レーザーテックと 【6146】ディスコですがいずれも冴えない展開でマイナス圏で引け ています。また、【4568】第一三共など製薬セクターが総じて弱い ほか、【1663】K&Oエナジーグループ も大幅安。【8001】伊藤 忠商事など商社株も冴えませんでした。
【チャート分析】
18日の日経平均株価・日足は「中陽線」となりました。先物の買戻 しなどを受けて日経平均株価は3万8,500円水準まで値を戻しました が、プライム市場の売買代金は3兆円台と商いは閑散のまま。前営 業日同様、日経平均株価が1%ほど上下しても、積極的な売買は手 控えられたままとなりました。目先は米経済指標を受けた米国株式 市場の動きにも警戒が必要です。
プライム市場の売買高は14億1,403万株、売買金額は概算で3兆4,100 億円でした。
18日新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は続落しま
した。終値は前営業日比5.33ポイント安の632.90でした。日経平均
株価の上昇につれて高く始まりましたが、取引終了にかけて次第に 弱含みの展開となりました。市場では「最近の自律反発も一巡し、 日米長期金利が上昇基調にあるなかで相対的な割高感が意識されや すい新興株には物色が向かいにくかった」との見方がありました。 【グロース市場】 では【5253】カバーや【6255】エヌ・ピー・シーは下落しまし た。一方、【9235】売れるネット広告社や【9338】INFORI CHは上昇しました。