バンブーズブログ

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【2024年7月30日株レポート】

■本日の株式相場状況
「円安推移を受け後場下げ渋り引け際プラス転換に!」
《30日の国内株式市場》 で日経平均株価は続伸し、前営業日比57円32銭安の3万8,525円95銭 で取引を終えました。
本日の《国内株式市場》 は、前日の米国株式市場が様子見ムードで主要株価指数が高安まち まちだったことを受け、前場は買い気が盛り上がらず、前日に800 円あまり上昇した反動もあり、短期筋の利益確定売りや戻り売りが 優勢でした。リスク回避ムードで、日経平均株価は途中下げ渋った ものの前引けにかけて売り直されました。日米の金融政策決定会合 を目前に控え、この内容を見極めたいとの思惑が全体相場の上値を 押さえています。しかし、下値はフシ目の3万8,000円台を維持した ことから、後場は一転して半導体関連の一角などこれまで売り込ま れた銘柄を中心に買い戻しが利きました。前場は値下がり銘柄数が 全体の8割以上を占めましたが、大引け時点では、これが大きく入 れ替わり値上がり銘柄数が全体の7割を占めました。売買代金は4兆 円台に再び乗せています。
【業種別】 では不動産業、海運業、輸送用機器、サービス業、電気機器などが 上昇した一方、鉱業、銀行業、パルプ・紙業、繊維製品、金属製品 などが下落しました。
【個別銘柄】 では、【6920】レーザーテック、【8035】東京エレクトロン後場 高くなったほか、通期予想を上方修正した【6954】ファナックが買

われました。また、【7936】アシックスも物色人気。【6101】ツガ ミが急騰、【2168】パソナグループ、【9267】Genky Dru
gStoresなども値を飛ばしました。 半面、売買代金トップの【6146】ディスコが下値を模索し、
【6526】ソシオネクスト、【6723】ルネサスエレクトロニクスも安 い。【9983】ファーストリテイリングも売りに押され、【3778】さ
くらインターネットも大きく値を下げました。
【チャート分析】 30日の日経平均株価・日足は「小陽線」となりました。日銀会合の 結果を前にして模様眺めムードが強く、見送りムードが強まりまし た。指数インパクトの大きい値がさ株の一角が売られ、日経平均株 価の重荷となりました。日米金融イベントの結果を前に買い戻しの 動きが入ったようです。また、明日の日銀会合の結果や、その後の 植田総裁による記者会見、米国でもFOMC通過後のパウエル米連邦 準備制度理事会(FRB)議長の会見などの影響を受けることになりそ うです。
プライム市場の売買高は17億2,678万株、売買金額は概算で4兆1,668 億円でした。
30日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は3営業日 ぶりに反落しました。終値は前営業日8.65ポイント(1.32%)安の 646.37でした。前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が下落し たのを受け、国内の新興市場にも売りが波及した。日経平均株価は 朝安後上昇に転じたが、新興市場では個人投資家などの様子見姿勢 が根強く見受けられました。市場では「東証グロース市場をけん引 していくと期待されていた直近の新規株式公開(IPO)銘柄のタイミー の軟調な推移が、新興株全体の買いが見送られる要因の1つとなっ た可能性がある」との声が聞かれました。

【グロース市場】 では、【4883】モダリスや【4597】ソレイジア・ファーマが上昇し
ました。半面、【190A】Chordia Therapeuti cs、【7776】セルシードが下落しました