<2月第4週振り返り
<2月第4週振り返り>
米ナスダック強烈な切り返し436ポイント高
米国株式市場は強烈な切り返しをみせました。NYダウは一時800ドル安でしたが引けは92ドル高、ナスダック市場は436ポイント高と大きく上げました。S&P市場は63ポイント高でした
日経平均は242円高で始まって9時20分現在260円高で推移しています。本日は終日高いでしょう
2月24日木曜日 日経平均5日続落スタート
NYダウ 連日大幅安
ウクライナ情勢が好転せず、米国株式市場は底抜けの動きになっています。日本が休み中NYダウは482ドル安、464ドル安と2日間で約1000ドル、ナスダック市場は166ポイント、344ポイントと二日間で500ポイント近く下げるという惨憺たる展開でした。
休み明けの日経平均は168円安と5日続落スタートですが、米国株式市場ほど下げてはいません。引き続き日本株も不安定な動きとなりそうです。
2月22日火曜日 プーチン大統領 ウクライナ東部への派兵命令
NYダウ先物 大幅安
ロシアのプーチン大統領はウクライナ東部のドネツク、ルガンスク地域の独立を承認、この地に対してのロシア軍のへ派兵を命令しました。米国はこの地域に対しての制裁を発表しましたが、ロシアに対しての制裁の話はありません
日経平均は395円安で始まって一時540円安まであって9時30分現在400円安となっています。引き続き不安定な相場が続きそうです。
2月21日月曜日 週明け日経平均500円超安(9時5分)
先週末NYダウ232ドル安
ウクライナ情勢の緊迫化が伝えられています。先週末のNYダウは232ドル安、ナスダック市場は168ポイント安、S&P市場は31ポイント安と共に続落でした。
週明けの日本市場も冴えない動きです、日経平均は350円安で始まって9時5分には500円超安くなってきました。今週も不安定な動きが続きそうな気配です
【2022年2月25日夕刊レポート】
「米ナスダックが3%超上昇しグロース(成長)株への押し目買いが活発!」
25日の国内株式市場で日経平均株価は6営業日ぶりに反発し、前営業日比505円68銭高の2万6,476円50銭で終えました。
本日は、ロシアのウクライナ侵攻を受け前日の米国株式市場でNYダウは一時800ドル超の下落となりましたが、売り一巡後はプラス圏に値を戻し92ドル高で引けました。ロシアのウクライナ軍事侵攻が早期終了することを見込んだ買いも流入した様子です。これを受け、この日の国内株式市場も戻りを試す展開となりました。前日まで売られたハイテク株などが上昇し、半導体関連株などが高くなりました。半面、石油関連株や銀行株は売られました。
【業種別】
では、海運や電気機器、空運などが上昇した一方、鉱業や保険、銀行などが下落しました。
【個別銘柄】
では、米ナスダックの大幅高を受けて、【6920】レーザーテックや【8035】東京エレクトロンなど半導体株が急伸。【9984】ソフトバンクグループや【6758】ソニーグループなどにも強い買いが入りました。グロース(成長)株を見直す流れが強まる中、マザーズでは【2158】FRONTEO、【4493】サイバーセキュリティクラウド、【4480】メドレー、【4194】ビジョナルなどが2桁の上昇率を記録しました。海運株が強く、【9107】川崎汽船が7%を超える上昇。【8058】三菱商事や【8031】三井物産など商社株の動きも良くなりました。増配計画が好感された【2413】エムスリーが大幅高となりました。一方、前日に強く買われた【1605】INPEXや【5713】住友金属鉱山が大幅安。世界的に長期金利が低下したことから、【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループや【8316】三井住友フィナンシャルグループなど銀行株が売りに押されました。グロース(成長)系は総じて強くなった中で、【7974】任天堂が逆行安。【9432】日本電信電話や【9433】KDDIなどディフェンシブ色の強い銘柄は敬遠されました。地政学リスクが高まった局面で買いを集めた【6208】石川製作所や【4274】細谷火工など防衛関連が急落しました。
【チャート分析】
本日の日経平均株価・日足はわずかな上ヒゲと下ヒゲを伴う「中陽線」となりました。終値は2万6,476円50銭と5日移動平均線(2万6,585円97銭)を下回ったものの、日経平均株価は大引け間際に上げ幅を拡大し、先高見込みを示す形状となっています。来週は2万6,500円を回復し、値固めの展開となるかがポイントとなりそうです。
【来週の見通し】
来週の日経平均株価は、不安定な展開と想定します。
ウクライナを巡る地政学リスクの高まりに加え、3月米連邦公開市場委員会(FOMC)が近づく中で、米金融引き締め加速への警戒感も、相場のかく乱要因として改めて意識されそうです。日経平均株価の株価収益率(PER)は、24日時点で12倍台に低下しています。直近の12倍台は、昨年の安値をつけた8月半ばから下旬の局面や、年初の安値だった1月27日しかありません。ただ、ウクライナを巡っては、国内での戦闘状況のほか、各国による制裁の動きが流動的で、関連報道次第では相場が動意づきかねないとみられています。加えて、米金融引き締めへの警戒感もくすぶっています。株式市場にとって、地政学リスクは米金融政策にポジティブとネガティブの両側面からの影響が警戒されています。ネガティブな側面は、原油など資源価格の上昇が促されてインフレ高進を招き、金融引き締めが加速しかねないとの見立てです。一方、地政学リスクが世界経済に与える影響を米連邦準備理事会(FRB)が考慮し、引き締めペースが緩やかになれば株価にポジティブとの思惑もあります。
東証1部の売買高は13億3,899万株、売買金額は概算で3兆1,752億円でした。
【本日の新興市場】
で日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は共に6営業日ぶりに反発しました。日経ジャスダック平均株価は終値ベースで前営業日比44円77銭高い3,542円16銭でした。【4582】シンバイオ製薬や【6890】フェローテックホールディングス、【7564】ワークマンが買われました。半面、【4274】細谷火工や【2195】アミタホールディングス、【2323】fonfunは売られました。東証マザーズ指数は終値ベースで前営業日比48.91ポイント高い701.36でした。700を回復するのは18日以来4営業日ぶり。上昇率は2020年3月24日(8.06%)以来1年11ヶ月ぶりの大きさでした。25日の日経平均株価が大幅高となったことで新興市場でも投資家心理が持ち直し、幅広い銘柄に買いが入りました。時価総額の大きい銘柄を中心にほぼ全面高となりました。【4385】メルカリや【4194】ビジョナル、【4478】フリー、【4565】そーせいグループなどが高くなりました。25日にマザーズ市場に新規上場した【5025】マーキュリーリアルテックイノベーターは公開価格(1,270円)を85円上回る1,355円で初値を付けました。終値は初値比178円安の1,177円でした。
2月25日【本日の言葉】
「未来はいくつか名前を持っている。弱者にとっては"不可能"。臆病者にとっては"未知"。考え深く勇気のある者にとっては"理想"。」(小説家・詩人・政治家/ビクトル・ユーゴー)
まだ見えない未来に対しては、描く人によって、連想するイメージが異なると思います。理想的な未来を手に入れることを望むなら、現在の状況はどうであれ、プラスのイメージを持たなくてはなりません。なぜなら、夢を実現するための事業計画を立て、勇気を持って行動していけば、理想とする未来を作り上げることが、可能だからです。あなたには、自分の未来がどのように映っていますか