バンブーズブログ

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【2022年10月19日夕刊レポート】

 

 

 

 

日経平均株価は続伸、欧米株高受け続伸も上値重い展開!」

 

 

 

19日の国内株式市場で日経平均株価は続伸し、前営業日比101円24銭高の2万7,257円38銭で終えました。

 

 

 

本日の国内株式市場は、強弱観対立のなかもリスクを取る動きが優勢でした。前日の欧州株式市場では英トラス政権の大型景気対策の全面撤回を手掛かりに買い戻しが進んだ格好となりました。また、米国株式市場でも企業の決算発表の内容が市場コンセンサスを上回るケースが多かったことで、投資家のセンチメントが改善し、NYダウは300ドルを超える上昇を示しました。国内株式市場でもこの流れを引き継ぎ幅広い銘柄に買いが入りました。外国為替市場で1ドル=149円台前半の推移と円安基調が維持されたことも輸出株やインバウンド関連中心にポジティブ材料視されました。ただ、2万7,000円台前半は戻り待ちの売りも厚く、今月末から本格化する企業の決算発表を控え、積極的に上値を買い進む動きは見られませんでした。

 


【業種別】

では電気・ガス、倉庫・運輸、不動産などが上昇した一方、鉱業、その他製品、医薬品などが下落しました。

【個別銘柄】

では、【6920】レーザーテックが上昇、【8035】東京エレクトロンも売り物を吸収し頑固な値動きを見せました。【9984】ソフトバンクグループも買いが優勢、【6758】ソニーグループも堅調な動きとなり、【9983】ファーストリテイリングが上値追い、【4523】エーザイも水準を切り上げました。【7408】ジャムコが値上がり率トップに買われ、【4439】東名も値を飛ばしました。半面、【4385】メルカリが売りに押され、【6861】キーエンス、【6981】村田製作所軟調となり、【7309】シマノは大幅安となりました。その他、【8253】クレディセゾンが急落。【3088】マツキヨココカラ&カンパニーが安く、【3660】アイスタイルなどの下げも目立ちました。

 


【チャート分析】

19日の日経平均株価・日足は上に長いヒゲと、下に短いヒゲを伴う「小陽線」で、「上影陽線」の形となりました。買い手の心理としては高値警戒感を示唆しています。5日移動平均線(2万6,903円50銭)や10日移動平均線(2万6,886円35銭)は上を向いており、短期的にはしっかりした相場展開が見込まれています。一方で「75日移動平均線(2万7,470円88銭)が上値抵抗線として意識されやすく、2万7,500円を超えて上抜けていくには好材料が必要」との声もあります。

 

 

 

東証プライム市場の売買高は9億5,704万株、売買金額は概算で2兆3,727億円でした。

 

 

 

19日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は小幅に反落しました。終値は前営業日比0.69ポイント(0.09%)安い732.71でした。米長期金利のさらなる上昇への警戒が高PER(株価収益率)の銘柄が多い新興株の売りを促した形となりました。2022年4~9月期の決算発表を前に持ち高整理の売りも出た様子も窺えました。

東証グロース市場】

では、情報サイト「アベマタイムズ」との提携を発表した【6579】ログリーが制限値幅の上限まで買われました。一方、【4194】ビジョナルや【5032】ANYCOLORが下落しました。