バンブーズブログ

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【2022年11月18日夕刊レポート】


日経平均株価は続落、手掛かり材料難で上値重い!」


18日の国内株式市場で日経平均株価は続落し、前営業日比30円80銭安の2万7,899円77銭で終えました。


前日の米国株式市場では、NYダウは7ドル安と小幅続落。米連邦準備制度理事会(FRB)高官によるタカ派発言などが警戒され、軟調な値動きとなりました。この流れを受けた国内株式市場は、円安も追い風となり朝方は買い先行で一時、日経平均株価の上昇幅は100円を超し2万8,000円台を回復しました。ただ、一段の上昇には手掛かり材料に欠けるなか上値は重く、週末で利益確定売りが優勢となり、後場は小幅安での一進一退が続きました。【業種別】では保険、医薬品、電気・ガスなどが上昇した一方、海運、サービス、精密機器などが下落しました。【個別銘柄】では、【6920】レーザーテックや【9984】ソフトバンクグループ、【9983】ファーストリテイリングといった値がさ株が安い。【9107】川崎汽船などの海運株が安く、【7203】トヨタ自動車、【4755】楽天グループも軟調でした。半面、【7974】任天堂や【6758】ソニーグループが高く、【9433】KDDIや【4502】武田薬品工業が買われました。その他にも、【9227】マイクロ波科学や【6526】ソシオネクストといった直近IPO株が値を上げました。

【チャート分析】
18日の日経平均株価・日足は「小陰線」となりました。5日移動平均線(2万7,962円46銭)を終値で下回りました。5日移動平均線は傾きも下方向になり、
上値の重さが意識されます。下押しする場合、75日移動平均線(2万7,639円47銭)や、週足でみた13週移動平均線(2万7,440円88)、26週移動平均線(2万7,390円95銭)、52週移動平均線(2万7,405円28銭)が集まる2万7,400円付近が下値目処になりそうです。

東証プライム市場の売買高は11億2,625万株、売買金額は概算で2兆9,864億円でした。

18日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続落しました。終値は前営業日比7.83ポイント(0.99%)安い782.56でした。前日の米株安が株式相場の重荷となりました。米長期金利の上昇で、新興市場の主力銘柄など金利の上昇が逆風となるグロース(成長)株に売りが出ました。半面、下値は限られました。材料の出た個別銘柄に短期的な上昇を見込んだ買いが入って指数を下支えしました。【東証グロース市場】では、【4579】ラクオリア創薬や【3416】ピクスタなどが上昇しました。一方、【4478】フリーや【4194】ビジョナルは下落しました。