バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【9月第2週日経平均株価振り返り】&【来週の見通し9月11日ー15日】

 

 

 

98日金曜》

8日の国内株式市場》

日経平均株価は続落し、前営業日比38424銭安の32,60684銭で終えました。

 

前日の米国株式市場でハイテク株が下落しました。中国政府が中央政府機関や国有企業に対してアップルの「iPhone」の使用を禁止した、と報じられたことから同社株が下落しハイテク株全般が軟調でした。この流れを受け、国内株式市場も半導体関連などハイテク株を中心に下落。日経平均株価の下落幅は一時470円を超し32,600円を割り込む場面がありました。下値には買いが入ったものの、戻りは鈍い展開が続きました。

【個別銘柄】

では、【6920】レーザーテックや【8035東京エレクトロンといった半導体関連が安く、【7203トヨタ自動車や【6758ソニーグループが下落。【8058三菱商事などの商社株も軟調な動きを見せました。半面、6857アドバンテストや【9984ソフトバンクグループが高く、5406神戸製鋼所が堅調な動きとなりました。他にも、7550ゼンショーホールディングス、【9501東京電力ホールディングスなどの内需系銘柄が値を上げました。

97日木曜》

《本日の国内株式市場》

はハイテク主力株中心に利食い圧力が顕在化しました。前日の欧州株式市場が総じて安かったほか、米国株式市場でも経済指標の発表を受けインフレへの警戒感が再燃、米長期金利上昇を嫌気して広範囲に売りが広がりました。原油市況の上昇もインフレ懸念を助長しました。国内株式市場では前営業日まで日経平均株価8連騰と上げ足を強めていましたが、本日は欧米株が軟調だったこともあり、目先スピード警戒感からの売りを誘発しました。

【個別銘柄】

では、【6857アドバンテストが急落、売買代金で群を抜く【6920】レーザーテックも安く、【6526】ソシオネクストも売られました。【6861キーエンス軟調な動きとなり、【4819デジタルガレージも大幅安となりました。他にも、【5541】太平洋金属なども値を下げました。半面、7011三菱重工業が上値追い継続、9983ファーストリテイリングも底堅さを発揮しました。9434ソフトバンクも堅調で、【4326インテージホールディングスストップ高に買われました。

96日水曜

《本日の国内株式市場》

は朝方から買いが先行し途中伸び悩む場面はあったものの、終始33,000円台をキープし、取引終盤に上げ足を強めました。前日の欧州株式市場では主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株式市場でも長期金利の上昇を嫌気して、NYダウが200ドル近い下げをみせました。足もとで原油価格が高騰するなか、インフレ警戒感が再燃、FRBによる金融引き締め長期化への懸念が重荷となりました。

【個別銘柄】

では、売買代金首位の6920】レーザーテックがしっかり、6857アドバンテストなども高い。7203トヨタ自動車が商いを膨らませ上昇しました。他にも、8316三井住友フィナンシャルグループなどのメガバンクが堅調な動きを見せ、4963】星光PMC3営業日連続のストップ高となりました。

 

 

95日火曜》

《本日の国内株式市場》

は、朝方は模様眺めムードのなか、方向感がつかめず売り買い交錯で始まりました。寄り後は目先利益を確定する動きが優勢で、日経平均株価は下値を探る動きとなりましたが、売り一巡後は押し目買いで下げ渋る展開となりました。前日の米国株式市場はレーバーデーの祝日で休場だったことから買い手掛かりに事欠きましたが、徐々に強気が優勢の地合いとなり、後場は上昇に転じました。日経平均株価7連騰となり終値81日以来となる33,000円台を回復しました。

【個別銘柄】

では、9107川崎汽船が大商いで上昇、8035東京エレクトロンも堅調な動きを見せました。6703沖電気工業ストップ高人気となり、4963】星光PMCも値幅制限いっぱいに買われました。他にも、【5852】アーレスティも商いを膨らませ急騰。7003】三井E&Sも物色人気を集めました。

94日月曜

《本日の国内株式市場》

は、前週の好調地合いを引き継ぐ形で日経平均株価の上値追いが続きました。前週末の米国株式市場では8月の米雇用統計発表を受け、賃金インフレに対する警戒感が後退、FRBによる追加利上げへの懸念が後退しNYダウが反発しました。これを受けて国内株式市場でも投資家心理がリスクオンに傾き、主力株をはじめ幅広い銘柄に物色の矛先が向きました。

【個別銘柄】

では、9107川崎汽船が高水準の商いをこなし大幅高。このほか9101日本郵船などの海運株が上昇しました。他にも、【5401】日本製鉄をはじめ鉄鋼株の上げ足も際立ち、8058三菱商事も買い人気を集めました。

 

 

 

 

 

【来週の見通し911日ー15日】

 

来週の日経平均株価は波乱を含む動きになると予想します。米国では13日に8消費者物価指数(CPI)14日に8月生産者物価指数(PPI)が発表されます。FOMCを翌週(9/1920)に控えており、直前で出てくる物価指標は大きな注目を集めます。また、今週後半はアップル株安が日米の株式市場を揺さぶりましたが、来週は12日にアップル新製品の発表会が予定されています。発表会でアップルに見直し買いが入り、米国の物価指標が弱めで米長期金利が低下すれば、グロース株が強く買われてリスクオンに傾く展開が期待できると考えます。一方、物価指標が強く9FOMCでの利上げが意識されるようなら、リスクオフの展開も想定されます。14日のECB理事会も相場をかく乱する要素となり得ると思われます。米PPIECB理事会の結果を消化するのは金曜15日となるため、週を通して不安定な動きが続くと思われます。