バンブーズブログ

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【2024年6月21日株レポート】

■本日の株式相場状況
「手掛かり材料難で一進一退!」
21日の国内株式市場で日経平均株価は反落し、前営業日比36円55銭 安の3万8,596円47銭で取引を終えました。
《前日の米国株式市場》 は、NYダウが3営業日続伸したものの、ハイテク株の比率が高いナ
スダック指数は8営業日ぶりに反落しました。米半導体株の下落が 警戒されるなか、日経平均株価は小幅に値を下げてスタートしまし
たが、売り一巡後はプラス圏に浮上し、一時は160円を超す上昇と なりました。ただ、上値は重く前場は小幅安で取引を終えました。
後場に入っても、積極的な売買は手控えられ、日経平均株価は3万 8,600円前後での一進一退が続きました。
【業種別】 では海運、保険、陸運などが上昇した一方、倉庫・運輸、電気・ガ ス、不動産などが下落しました。
【個別銘柄】 では、【6920】レーザーテックや【6857】アドバンテスト、 【6526】ソシオネクストが安く、【9984】ソフトバンクグループや 【6501】日立製作所軟調。【6762】TDKや【6976】太陽誘電が 値を下げ、【7011】三菱重工業や【9501】東京電力ホールディング スも軟調でした。 半面、【6146】ディスコや【8035】東京エレクトロンは高く、
【6758】ソニーグループや【6861】キーエンス<6861>は上昇。 【8411】みずほフィナンシャルグループや【8766】東京海上ホール

ディングス、【8604】野村ホールディングスなど金融株が堅調でし た。
【チャート分析】
21日の日経平均株価・日足は「小陰線」となりました。今週は相場 全体で見ると軟調な相場展開となりました。日経平均株価は週初の
17日に700円を超える下落。前週末の植田日銀総裁会見から金融引 き締めへの警戒が再燃したこと、欧州株が政局不安から大きく売ら
れたことなどから、リスク回避姿勢が強まりました。18日から20日 までは3日続伸したものの、米国の休場もあって商いが盛り上がら ない中、戻りは緩慢となりました。金曜21日は序盤に強く買われる 場面があったものの、失速してマイナス転換。3勝2敗も月曜の下げ の度合いが大きく、週間では下落する結果となりました。
プライム市場の売買高は20億4,499万株、売買金額は概算で5兆2,859 億円でした。
21日新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は小幅に反 落しました。終値は前営業日比0.17ポイント安の637.98となりまし
た。午前は自律反発狙いの買いが先行しましたが、午後にかけて
徐々に上げ幅を縮小し下げに転じました。市場では「中小型の株主
総会が一巡するのを前に、買い材料が不足している」との声があり
ました。
【グロース市場】 では、【2160】ジーエヌアイグループ、【7342】ウェルスナビが上
昇しました。半面、【4425】Kudan、【9164】トライトは下 落しました。